浅井愼平・竜介 父子展


2010.1.15[Fri]-2010.2.24[Wed]

ある日、アーティストは発見の旅に出る。

どの程度の覚悟があるのか、それは誰にもわからない。

だが、決意に至る動機はあったはずだ。

ある者はしかたなく、またある者は血が騒いで。

ショパンもモーツァルトも、ゴッホもピカソも北斎も

そうであった。

愼平と竜介は父と子である。

愼平は写真を撮り、竜介は陶芸を選んだ。

過ごした人生の長さも、発見した世界もそれぞれに違う。

そして、今回の展覧会はコラボレーションではない。

それぞれの発見を同じ空間に置いたに過ぎない。

その世界が観ていただく人々のこころにどう響き、

映るのかわからない。

けれど、父と子をつなげる鮮烈な赤い血の色が

垣間見れたら嬉しい。

 

 

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浅井 愼平

(写真家)

1937年、陶芸の街・愛知県瀬戸市に生まれる。

早稲田大学政治経済学部在学中に映画作家を志してシナリオを書き、撮影所に通っていた。学園祭のパンフレットのカバーのために写真を撮ったことで、写真の面白さに気づく。

グアム島の日常風景を写した「ストリート・フォトグラフ」「ビートルズ・東京」の写真集で独自の視点が注目され、デビューをはたした。その後、チャック・ベリーの撮影で東京アートディレクターズクラブ最高賞などを受賞。写真表現の他に、文芸、音楽、映画、工芸など、さまざまな分野でも活躍している。レコード「サーフブレイク・フロム・ジャマイカ」ではゴールデン・ディスク賞を受賞した。

1991年には、美術館のある風景をコンセプトとして、南房総市千倉町に「海岸美術館」を設立した。地球環境問題に強い関心を持ち、主として水辺や歴史的視野からの風景などを撮影し、シンポジウム、テレビジョンにも積極的に参加、時代に新しい風を送っている。

現在、大阪芸術大学大学院教授。
   

浅井 竜介

(陶芸家・音楽プロデューサー)

1966年生まれ、東京育ち。早稲田大学にて近代工芸史を学ぶ。美術評論の矛盾を感じ、アーティストとしての道を模索。英国立ロンドン大学、ゴールドスミスカレッジ大学院に留学し、陶芸の枠を超える。帰国後は、各地のギャラリーにて年5?6回の展覧会を開催し、現代陶芸から茶陶まで多種多様な作品を発表。また、アーティスト・プロデュースやサウンドトラック制作など、幅広い音楽ジャンルに携わる音楽家としても活動している。

2001年。東京都町田市に土笑窯を築窯、現在に至る。
http://mocakoo.blogspot.com/
   
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