
イベント
石見神楽2025-オリエンタルホテル広島公演2DAYS(8/29・30)
石見神楽「大蛇」降臨。神に捧げる受継がれる伝統芸能
島根県浜田市で生まれ、その独自の文化を育んできた石見神楽は、海と山に抱かれた日本の原風景を思わせる地で、伝統を守りつつも時代と共に進化を遂げてきました。本公演では、石見神楽の代名詞とも言える「大蛇(おろち)」をはじめ、迫力と深みのある舞の数々を披露します。繊細でありながらも力強い舞、鮮やかな衣裳、そして表情豊かな面が織りなす世界は、観る者をきっと虜にするでしょう。
石見神楽の魅力を、ぜひこの機会に間近でご体感ください。
島根県西部、石見地方に伝わる伝統芸能、それが『石見神楽(いわみかぐら)』です。
その歴史は古く、正確な起源はわかっていませんが、江戸時代後期に日本の古典研究が盛んになると、『古事記』や『日本書紀』といった神話に基づいた演目が加わり、現在の多彩なレパートリーが確立されました。元々は神職が神を鎮めるために舞う神事でしたが、明治時代に政府から神職の演舞が禁止されたことで、地域の人々の手に受け継がれ、民俗芸能として発展しました。石見神楽の大きな魅力は、その力強いリズムです。大太鼓、小太鼓、手拍子、笛を使ったお囃子は、石見地方の人々の気質を表すかのように躍動的で、観客を神話の世界へと引き込みます。また、独特の歌詞も特徴的です。荘厳で古典的な言葉遣いの中に、素朴な方言や民謡のような詩情が織り込まれており、それが石見神楽ならではの味わいを生み出しています。このように、石見神楽は神話の世界を舞台に、迫力ある舞と音楽、そして心に響く言葉で人々を魅了する、石見地方を代表する伝統芸能です。
石見神楽公式サイト https://iwamikagura.jp/
24時間受付
<ご予約・お問合せ>
TEL 082-240-5111
宴会予約
受付時間:9:00~18:00
※土日祝を除く
8月29日(金)-夜の部 (食事付き) | [時間] 18:30~20:40 (開場 18:00 ) [料金] 大人 11,000円 中高生 6,000円 小学生 4,000円 幼児(4~6歳) 3,000円 [内容] 神楽鑑賞+食事(19:10~19:50) 1ドリンク付き [演目] 弁慶(べんけい)、大蛇(おろち) |
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8月30日(土)-昼の部 | [時間] 10:30~12:10 (開場 10:00) [料金] 大人 3,300円 中高生 3,300円 小学生 2,200円 幼児(4~6歳) 1,100円 [内容] 神楽鑑賞 [演目] 恵比寿(えびす)、大蛇(おろち) |
会場 | 4F オリエンタルボールルーム |
出演 | 浜田石見神楽社中連絡協議会のみなさま |
演目 | 『弁慶(べんけい)』 平安時代、月の美しい晩、西塔の弁慶が京の五條の大橋で、風流な笛を吹いて来た凛々しい稚児牛若丸の見事な太刀を奪おうと薙刀を持って斬りつける。牛若丸は早業で右に左に巧みにかわし、遂に弁慶は力尽き降参する。その時、牛若丸は齢七歳の幼少、弁慶は並外れた大男。牛若丸は鞍馬山で大天狗から兵法を授かり、守護された後に源義経となり、弁慶は生涯、義経の家来となり、主人を守り、後世にその名を残した物語を神楽化したもの。 登場人物 = 登場人物= 弁慶(べんけい)・牛若丸(うしわかまる) 『恵比須(えびす)』 大国主命の第一の御子で美保神社の御祭神とされる八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)である、恵比須様を題材とした演目。 旅人が出雲大社巡礼の途中、 美保神社に参詣し、宮人に神社のいわれを聞いていたところ、目の前に恵比須が現れ、 鯛を釣り上げ寿福をあらわすという、幻想的かつ大変おめでたい神楽です。 登場人物 = 恵比須(えびす)、大人(たいじん) 『大蛇(おろち)』 須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲の国・斐の川にさしかかると、 娘を大蛇に食べられてしまうという老夫婦に出会います。 そこで命は老夫婦に毒酒を作らせ、 これを大蛇が飲んで酔った所を退治し、 稲田姫と結ばれました。 この時、 大蛇の尾から出た剣は、 天の村雲の剣(あめのむらくものつるぎ)《のちの草薙の剣(くさなぎのつるぎ)》として三種の神器の一つとし、熱田神宮に祀られています。 登場人物 = 須佐之男命(すさのおのみこと)、足名椎〈翁〉(あしなづち)、手名椎(てなづち)、奇稲田姫(くしいなだひめ)、八岐大蛇(やまたのおろち) |
主催:オリエンタルホテル広島
協力:浜田市観光協会